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2024/04/18 19:45
チャガ・Chaga・Tchaga・シベリア霊 芝・カバノアナタケ・白樺茸・シラカバタケ・白樺霊芝・カバノ癌腫病菌
Q:チャーガといわれる健康食品はどのようなものか?
A:チャーガ(Chaga、Tchaga)あるいはチャガは、サルノコシカケ科又はタバコウロコタケ科に属するとされている茸で、白樺や岳樺などのカバノキ科の木肌の割れ目に寄生して菌糸を伸ばし、木質を腐食しながら菌核を形成する。菌核は石炭のようになり、大きなものは10kgにも達する。
ロシア・ヨーロッパ・中国・日本の北部地方等の寒冷地に分布する真菌類で、一般的に見られる傘を形成せず、樹皮の下に薄く広がっている。
学名:Fuscopiria Obliqua。
和名:カバノアナタケ。
別名:シベリア霊芝、カバナタケ、白樺茸、シラカバタケ、白樺霊芝、カバノ癌腫病菌。
原産地ロシアでは、1950年代から60年代にかけて多くの研究が行われ た。日本には、1960年代にロシアのノーベル賞作家ソルジェニーツィンの小説「ガン病棟」で「チャガ」というロシア名で紹介された。しかし、きわめて稀少なもののため、門外不出とされ、これまで幻のキノコと呼ばれていた。地元ではお茶代わりに飲用されており、味はやや苦い。民間療法として胃潰瘍、悪性腫瘍、慢性胃炎、糖尿病、精力回復等に用いられている。
チャガの主な含有成分として、蛋白質、食物繊維、糖質、エルゴステロール、 ビタミン類、ミネラル類、フラボノイド、トリテルペノイド、アルカロイド、プテリン、アガリチン酸、イノシトールなどがあげられている。
水溶性多糖類としては、マンノース、ガラクトース、キシロース、アラビノー ス等のヘテロ糖鎖と水不溶性多糖類(β-グルカン)が主体であるとされる。なかでも多糖類(β-グルカン)については、他のキノコ類に比べて、含有量が多いと報告されている。チャガの多糖類は、主として生体の免疫力を高め、ガン細胞の成育を阻止する作用があるとされている。
期待される効果
・抗酸化作用(活性酸素の抑制:アガリクス茸の約24倍)
・抗がん作用(β-グルカン)
・血糖値降下作用(インスリン分泌の促進又はインスリン抵抗性改善)
・血圧降下作用(食物繊維)
・インフルエンザウィルス・エイズウィルスの増加抑制(チャガの熱水抽出物 のリグニン)